札幌市南区は東京23区よりも広く、札幌市の半分以上の面積を占めています。
でも神職の方が常駐している神社はなんと石山神社のみ。
でも南区は神社数は札幌市の中で最も多い区となっているのがまだ面白いところです。
そんな石山神社に参拝に行ってきたので、写真を多めに石山神社を御紹介します。
石山神社は車で行くのがおすすめ
石山神社は地下鉄南北線「真駒内駅」からバスに乗って向かうことも出来ますが、出来れば車で行くことをおすすめします。
というのも石山神社のある石山エリアやその周辺は魅力的な観光スポットがあり、是非一緒に見て欲しいからです。
石山神社は近くにあった札幌軟石の採石場の安全を祈願するために「大山祇神」を祀ったのが創祀とされています。
採石場の後へは石山神社から車で5分弱の距離にあり非常にフォトジェニックな公園なので合わせて訪れてほしい場所です。
上記の写真は採石場跡に出来た石山緑地という公園の写真です。
石山神社の境内の様子
車で石山神社に向かった場合、上記写真の階段は通りません。バスで来た場合はこの階段を上っていきます。車は階段の左横に境内まで行ける坂道があります。
階段を上ると鳥居があります。鳥居をくぐるとなんとなく雰囲気が変わったような気になるから不思議です。
石山神社の手水舎
石山神社の手水舎は質素な作りです。
蛇口をひねると水が出るようになっていますが、冬季は凍結するため停止されます。
石山神社の狛犬
手水舎で手と口と心を決めて参道を進むと社殿の前に狛犬様が鎮座しています。
参拝者の方向を向いてない少し珍しい狛犬様です。
正面から見ると天を仰ぐように空を見ています。
もっと空のように大きく目標を持てよと言わんばかりの狛犬様に見えました。
社殿の右奥には木製の建物があります。舞殿か何かでしょうか。
石山神社の社殿と参拝
社殿へと進み参拝です。
社号額は縦書きで石山神社と書かれています。
賽銭箱は蓋がついていますが、恐らく賽銭泥棒対策とゴミなどが入らないようにするためでしょう。
鈴を鳴らし一般的な二拝二拍手一拝で参拝です。
社殿から振り返ると鳥居の奥に山があるのがわかります。
石山神社の石碑
石山神社の境内には石碑が数多く置かれています。
元々、採石場の安全祈願で作られた神社ですから、石を加工する職人も数多くいたためかどうかはわかりませんが、石碑の多さに驚きます。
小さな石碑をしっかり見ると神様の名前が彫られていたりします。
忠魂碑もありました。
石碑群とは反対側の境内には「石山開基百年記念碑」も置かれています。
札幌の神社に行くと開基五十年記念碑や開基百年記念碑が結構あったりするのも面白い点です。本州と比べて開拓が始まったのが遅かった分、歴史を刻んでいくことを大切にしたのかな?と思わせてくれます。
石山神社の御朱印と御守
石山神社の御朱印は社務所でいただきます。参道から社殿に向かって左側にあります。
社務所の中に入ると上記写真のように窓口のようになっていて、ここで御朱印をお願いします。
御守や御札も各種、揃っています。
そしていただいた御朱印が上記の写真です。初穂料は300円でした。
なお出張祈願や祈祷で神職の方が不在の時もあります。そういう時は神社に人が入れば紙に事前に書いておいた御朱印をいただくことも出来ます。
完全に不在の時は少ないですが稀にあるそうなので事前に確認された方が良いでしょう。
石山神社の不思議は御祭神
石山神社にバス停から歩いてくる時に上記写真の石山神社のことが書かれた看板を見かけますが、ここには御祭神が
- 天照大御神
- 山の神 大山祇神
と書かれています。
でも実際の御祭神は天照大御神のみとなっています。
元々が大山祇神を祀っていてその後、近隣地域の神社等で祀られていた天照大御神や豊受大神、春日天神、八幡大神等が合祀されていきますが、1969年(昭和44年)に本殿で祀る御祭神を天照大御神1柱にして、石碑による祭祀となった上で宗教法人として登録されています。
でも、最初の神様である大山祇神もそのまま御祭神にすればよかったと思うのですが、それはせず、でも看板に記しているのは不思議だな~と思う点です。
いろいろな絡みがあったのかもしれませんね。
でも気分的には地域の人も大山祇神と天照大御神を祀っている神社と思っているようです。
近くに訪れた時は是非参拝に来てください。
- 住所:北海道札幌市南区石山254
- TEL:011-591-1577
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:概ね9:00~17:00
なお、一部サイトで南区で御朱印のいただける神社は石山神社のみと説明しているところもありますが、期間限定で札幌南沢神社でも御朱印はいただけます。