札幌伏見稲荷神社は札幌の神社の中では最もフォトジェニックな神社と言われおり、写真撮影のためだけに訪れる観光客も多くなっています。
でも、凛とした空気が張り詰める稲荷神を祀っている神社です。
実際の景色はどうなのか、写真を多めに紹介します。
札幌伏見稲荷神社はアクセスが少し悪い
札幌伏見稲荷神社は人気の神社ですが、アクセスが少し悪いのが難点です。
一般的な行き方は地下鉄東西線「円山公園駅」からJR北海道バス「循環 円10/円11」に乗り、「慈啓会前」バス停で下車、そこから徒歩3分ほどです。
地下鉄駅から歩いていける範囲ではなく、バスが必要というのが少し面倒なんですよね。
バスを降りてからも230mほどとは言え、ゆるい坂道を上がっていくのも少し大変です。
それでも札幌伏見稲荷神社は人気なんです。
それはなぜか?
帰りはバスに乗らず、歩いて「もいわ山ロープウェイ」までゆるい坂道を下りながらいくことが出来て、藻岩山からの景色を楽しめる人気のコースになっているからです。
つまり
- 円山公園駅で北海道神宮を参拝
- 札幌伏見稲荷神社を参拝
- 藻岩山山頂から絶景を鑑賞
という札幌の人気のパワースポットをまわるコース上にあるので多少のアクセスの不便さは気にならない場所にあるから人気なんです。
なお車で行く時は駐車場が鳥居の連なる参道の上、社殿の近くになるので連なった鳥居はくぐりません。なので車で来た人は一旦参道を降りてまた上ってくる人もいます。
車で向かう場合はマップコード「9 399 852*30」でセットすると駐車場まで楽にたどり着きます。
アクセス方法の詳細は下記記事をご覧ください。
札幌伏見稲荷神社の26基の朱塗りの鳥居と参道、境内
バス停から歩いて3分ほど、伏見稲荷神社の入口に到着です。
社号標と立ち並ぶ26基の朱塗りの鳥居が美しい景色を描いています。
石の社号標からの景色もおすすめです。
正面から見ると割と長く続く参道がわかると思いますが約150mの距離です。
ではこの参道をゆっくりと歩いていきましょう。
最初の鳥居をくぐると、あれ?何か空気が変わったと思うかもしれません。
凛とした、少し緊張感のある気が満ちているのが感じられると思います。
体感温度で2~3度涼しくなるようなそんな感じを受けるかもしれません。
ゆるい上り坂ですが、あまり苦にならないのは鳥居の景色の美しさからかも。
振り返ってみても美しい風景です。
ここが札幌ということを忘れてしまいそうな景色です。
連続した鳥居を抜けると参道が階段になります。
ここで連続する朱塗りの鳥居は終了です。
鳥居の上の部分の空間を見るとよりまっすぐに鳥居が並んでいることがわかります。
そして階段を上ると今度は夏なら木々の緑が美しい参道が続きます。
少し進むと朱塗りの灯籠が左右に並び、27基目の朱塗りの鳥居が見えてきます。
朱塗りの屋根の手水舎
札幌伏見稲荷神社の手水舎は屋根も朱塗りです。
冬は水は凍結のため止まりますが夏場なら水が出ています。
ここで手と口と心を清めてから参拝しましょう。
札幌伏見稲荷神社の願い石
手水舎を過ぎたところに「大切な願いが届く 願石 願かけ守」と書かれた小さな祠があり、中には大きな石があり、横には白い袋に入った御守がかけられています。
この大きな石は「願い石」と言われ生きている石と言われています。
この石に願い事をかけると叶うと言われています。
ただし願い事をする時は、1番好きなものを断つか、願いの大きさに応じて好きなことを我慢する必要があると言われています。
まあ人間欲張りに願ってもだめだけど、何か諦めることで新しい何かを手に入れるってことでしょう。
石に向かい願いをして、願いをしたことを書いて袋の中に入れてかけていくと願いが叶うということです。
札幌伏見稲荷での参拝
拝殿へと向かい参拝です。
赤く塗られた石の柵が出来ていて、左右の入口の石には「祭政一致」「神人無別」と描かれています。
祭政一致、今なら考えられない言葉ですね。
そして拝殿の前にたりお参りです。
社号額には「伏見稲荷神社」と書かれています。
ここでは札幌伏見稲荷神社と書いていますが、正式な社名は「伏見稲荷神社」です。
伏見稲荷神社だと同じ社名の神社があるので、区別のため札幌をつけています。
お賽銭を入れ、静かに鈴を鳴らし、オーソドックスな二拝二拍手一拝でのお参りです。
荒魂社
社殿の横に小さなお社があります。伏見稲荷神社の摂社です。
社号額には「荒魂社」と書かれています。
荒魂(あらたま・あらみたま)とは、神様は2つの魂を持っており、荒々しい面の魂を荒魂と良い、優しい面の魂を和霊(にぎたま・にぎみたま)と言います。
荒魂は時に災いを招くとされており、荒魂のみを祀る摂社を作る神社も数多くあります。
境内にはもう1つ小さなお社があり、その横には石碑があります。小さなお社は龍神様が祀られているそうです。石碑は札幌開拓に貢献したと言われる荒井金助氏の功績を称える碑ということです。
札幌伏見稲荷神社の御朱印
拝殿の少し手前に社務所があり、ここで御朱印をいただくことが出来ます。
御守や御札各種も販売されています。
上記写真が実際にいただいた御朱印です。初穂料は300円でした。
なお出張祭典や祈祷等で御朱印をいただけない時もあるので事前に確認をされた方が良いでしょう。
札幌伏見稲荷は6月がおすすめ
冬の雪化粧された参道も朱塗りの鳥居が際立ってとても綺麗なのですが坂道で転びそうになるのが難点です。
一番おすすめの時期は6月初旬から中旬にかけてです。
境内に藤棚がありとても綺麗な藤の花を見ることが出来ます。
この辺りはエゾリスも生息しているので運が良ければエゾリスに出会えるかもしれません。
札幌伏見稲荷神社へ行こう
札幌伏見稲荷神社はとても美しい鳥居と参道の景色、季節によっては藤の花や雪化粧された参道とフォトジェニックな神社です。
また凛とした少し緊張した気がある神聖な雰囲気の感じ取れる神社です。
御祭神は
- 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
- 大山祇命(おおやまつみのみこと)
- 大国主命(おおくにぬしのみこと)
- 事代主命(ことしろぬしのみこと)
- 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
となっており、恋愛成就から商売繁盛、技芸・芸能まで幅広いご利益があると言われています。
是非、札幌伏見稲荷神社に立ち寄ってくださいね。
- 住所:北海道札幌市中央区伏見2丁目2-17
- TEL:011-562-1753
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
- 社務所受付時間:概ね9:00~17:00
おまけのスイーツ情報 ミッシュハウス
参道の入口の隣にMISSU HOUSE(ミッシュハウス)というアイス・パフェのスイーツのお店があります。
2階はカフェスペースになっており美味しいパフェやパンケーキをいただくことが出来るようになっています。
とても美味しいパフェをいただくことが出来ます。
窓からは札幌伏見稲荷神社の朱塗りの鳥居が並ぶ参道を見ることも出来ますよ。
- 住所:北海道札幌市中央区伏見2丁目2-17
- TEL:011-562-1753
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
- 社務所受付時間:概ね9:00~17:00