連なった鳥居で人気の神社「札幌伏見稲荷神社」の例大祭へ行ってきました。
毎年日にちは固定で9月8日宵宮祭、9月9日が本祭となっています。
一部サイトでは露店が並び賑わうお祭りと書かれていますが、それは全くの出鱈目で、実際には祭典が粛々と行われる静かな例大祭です。
*2019年の様子です。
札幌伏見稲荷神社のお祭りの様子
9月9日、11時から本祭が行われるということで、10時ちょっと過ぎくらいに札幌伏見稲荷神社へ行ってきました。
連なる鳥居のところは、全くお祭りらしい様子は伺えません。
鳥居が並ぶ参道を抜けて来ると、朱色の旗が並んでいました。
旗(のぼり)には「伏見稲荷神社御祭禮 札幌いなり講」と書かれています。
でも屋台・露店は何もなく、参拝に訪れている人も普段と変わらないくらい、まったくお祭りをしている雰囲気はありません。
拝殿には普段は巻かれていない朱色の幕がついていました。
特に何も開催されないのかな?と思い境内にいると拝殿で舞の奉納が始まりました。
実際の舞の奉納ではなく練習なのかもしれませんが、神聖な様子は見ていて伝わってきました。
例大祭は11時からで、まだ10時30分くらい、練習なのでしょう。
その後10時55分くらいになると社務所から神職の方や関係者の方が出て来られました。
拝殿へと向かっていきます。
かなり高齢な様子の神職の方、手を添えられて拝殿へ
その後、中からは包太鼓の音などが聞こえてきて、例大祭が粛々と行われている様子でした。
特に派手な催しも無く、屋台もなく、舞台もなく粛々と行われる例大祭でした。
2020年の札幌だとこういう例大祭がコロナ禍のため行われましたが、見に行った年は2019年ですから、コロナ禍は関係ありません。
以前は屋台・露店もあったらしいですし、中学校の吹奏楽の発表会が行われていたそうなのですが、今は行われていないようです。
2010年頃から、マナーの悪い参拝者(というよりただ写真を撮りにくるだけの人)が増えて、札幌伏見稲荷神社も対応に困るようになったためか、お祭りも派手には行わなくなってしまったのかもしれません。
実際、日本人外国人問わず、長時間の撮影で参拝者を顧みない撮影者は時折見かけるので、致し方ないことなのかもしれませんが、お祭りまで規模が小さくなっていくのは悲しいことですね。
ほとんど人がいない例大祭、マナーもよくなれば復活するのかもしれませんね。
以前は夜になると小規模ながらも花火大会が行われていたそうです。
札幌伏見稲荷神社のお祭り時の御朱印について
札幌伏見稲荷神社の例大祭の日は、御朱印はいただけなくなります。
2020年からは書き置きの御朱印も用意されているので、今後は書き置きでよければいただけるようになるかもしれません。
ただし例大祭の時は忙しいので、対応出来ない可能性も高いので確実にいただきたいのであれば、特に行事・祭典が無い時に伺うのがおすすめです。
札幌伏見稲荷神社のお祭りの日程
札幌伏見稲荷神社の例大祭は曜日に関係なく8日9日に開催されます。
- 2021年(令和3年)9月8日水曜日・9月9日木曜日
- 2022年(令和4年)9月8日木曜日・9月9日金曜日
- 2023年(令和5年)9月8日金曜日・9月9日土曜日
- 2024年(令和6年)9月8日日曜日・9月9日月曜日
派手なお祭りではありませんが、神聖な雰囲気が伝わります。
以上、札幌伏見稲荷神社のお祭り・例大祭(御祭禮)の様子でした。
- 住所:北海道札幌市中央区伏見2丁目2-17
- TEL:011-562-1753
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
- 社務所受付時間:概ね9:00~17:00