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倉稲魂命・宇迦之御魂神(稲荷神)はどんな神様?神格や御利益も説明

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倉稲魂命・宇迦之御魂神(稲荷神) 御祭神・神様
稲荷神(倉稲魂神)

日本にはいろいろな神様を祀る神社が数多くありますが、一番多いとされている神社が稲荷神社です。諸説ありますが全国で19000~32000社あると言われています。

少なく見積もっても各都道府県に400以上もの稲荷神社があることになります。

そんな稲荷神社の主宰神として祀られているのが倉稲魂命(宇迦之御魂神・ウカノミタマノカミ・ウカノミタマノカミ)です。

倉稲魂命と稲荷神について説明します。

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倉稲魂命について

倉稲魂命は日本神話に出てくる女神です。実際には性別の表記は記紀(古事記や日本書紀 等)には性別が明確には書かれていませんが、古くから女神とされてきています。

穀物の神ということで一般的には知られています。

一方で伏見稲荷大社の主宰神ということから稲荷神(お稲荷さん)としても信仰されていますが、稲荷神として倉稲魂命が登場するのは室町時代以降とされています。

そのため、倉稲魂命=稲荷神とは必ずしも決まっておらず、伊勢神宮はお稲荷様としては祀っていません。

  • 倉稲魂命を稲荷神として祀る=室町時代以降
  • 倉稲魂命を稲荷神として祀っていない=室町時代以前

となりますが、もちろん例外もあります。

倉稲魂命の神格

穀物の神・五穀豊穣の神・農耕神・諸産業繁盛の神・商工業の神・食物の神

倉稲魂命のご利益

  • 五穀豊穣
  • 商売繁盛
  • 病気平癒・健康祈願
  • 技芸・芸能
  • 金運上昇

元々は農耕神・穀物の神として崇められていましたが、時代が農業から商業に変化していく過程で商売繁盛・産業興隆といったご利益に変化してきました。

倉稲魂命の別称

  • 古事記:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
  • 日本書紀:倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

他にも倉稲魂神・倉稲魂大神・宇賀神/宇賀御魂(諸説あり)・大物忌神(諸説あり)・御饌津神(諸説あり)・御倉神(ミクラノカミ)・お稲荷様(オイナリサマ)・稲荷神と呼ばれることもあります。

倉稲魂命の系譜

倉稲魂命の系譜

古事記と日本書紀、それら以外の記紀で異なり、諸説あります。

  • 宇迦之御魂神と記されている場合、古事記
  • 倉稲魂命と記されている場合、日本書紀

が一般的ですが例外もあって、一概にどちらの流れかと決まっていない場合もあります。

稲荷神について

基本的に稲荷神と言えば、倉稲魂命のことですが神社によっては異なる場合もあります。

稲荷神社の総本山とも言われる伏見稲荷大社では、宇迦之御魂大神・佐田彦大神・大宮能売大神・田中大神・四大神の5柱をもって稲荷大神(稲荷大明神)としています。

神仏混合だと荼枳尼天を稲荷神としている場合もあり、稲荷神=倉稲魂命とは決まっていません。

倉稲魂命・稲荷神を祀る神社

稲荷神として全国的に有名なのは京都の伏見稲荷大社です。

札幌にも伏見稲荷大社からの御分霊を祀る神社はあります。

稲荷神を祀る札幌の神社の一覧は下記をご覧ください。

>稲荷神を祀る札幌の神社 一覧

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