上毛野田道命(かみつけのたみちのみこと)は、仁徳朝時代の武人と言われています。
仁徳朝は西暦で言えば300年代から400年くらいとされています。
武人として新羅の兵を撃退したという伝説が残っています。
上毛野田道命を祀っている神社は多くはありませんが北海道・東北地方に点在しています。
上毛野田道命について
上毛野田道命は、日本書紀によると仁徳天皇からの勅命を受けて西暦で言えば367年に北夷(蝦夷)の氾濫平定のため東北地方に兵を進めたとされています。
しかし蝦夷の毒手で敗れ伊峙水門(いしのみと)で戦死したそうです。
後に蝦夷が上毛野田道命の墓を掘り起こしたところ、中から大蛇が次々と現れ、蝦夷に毒をかけたり噛み付いたりしてほとんどの蝦夷を死亡させたとされています。
その霊を秋田県の鹿角郡猿賀町に祀ったそうです。
後に大洪水があり上毛野田道命の神霊が白馬にまたがり漂木を船として流れ、青森県の平川市猿賀にたどり着いたとされています。
また桓武天皇の時代に再び蝦夷が反乱を起こした時に征夷大将軍坂上田村麻呂が奥羽地方に向かった時、上毛野田道命の神霊のご加護により平定出来たとされています。
上毛野田道命の神格
開拓の守護神・武神・諸産業の神・交通の守護神・東北地方の守護神
上毛野田道命のご利益
- 五穀豊穣
- 旅行・交通安全
- 開運厄除け
- 必勝祈願・勝利成功
- 商売繁盛
上毛野田道命の系譜
応神天皇時代からの武人で父も兄も朝鮮出兵し、功績をあげています。
上毛野田道命を祀る神社
上毛野田道命を祀る神社としては青森県の猿賀神社がもっとも有名です。
札幌で上毛野田道命を祀る神社は下記記事をご覧ください。