江南神社は屯田兵の歴史に触れられる神社、御朱印もあり

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神社訪問・参拝レポート
江南神社

札幌市を航空写真で見ていると面白いところがあります。

北と南が異常に横長の森?で挟まれたエリアです。

この異常に横長の森は屯田防風林という農作物を強風から守るために「コ」の字型に残した自然林です。明治時代の屯田兵が整備したそうです。

その挟まれたエリアの中心にあるのが江南神社で、まさにこのエリアの屯田兵の歴史に触れられる神社です。

江南神社の様子を写真を多めに紹介していきます。

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江南神社へのアクセスは車かバスで

江南神社へは車かバスで行くことになります。駅からかなり離れているので歩いていくのは現実的ではありません。最寄りの駅(JR百合が原駅)からは約3kmも離れています。

公共交通機関で向かう場合、おすすめは地下鉄南北線「麻生駅」からバスに乗る行き方です。麻生駅以外からもバスはでていますが、麻生駅が一番バスの本数が多いので待ち時間も短く出来ます。

バスは「屯田小学校」バス停で下車、そこから徒歩2分くらいです。

バスから降りたところが上記写真です。ブックオフがありブックオフの前の信号を渡ったところが江南神社です。

なお車で向かう場合は、境内に広いスペースがあるので、そこが駐車場かと思ってしまうかもしれませんが、社殿の裏側に駐車場があるので、境内には停めずに社殿裏の駐車場に停めるようにしましょう。

江南神社の境内の様子

江南神社の入口には黒い鳥居があります。

冬は黒い鳥居と雪のコントラストが綺麗で個人的には冬の景色の方が好きです。

 

鳥居の横にある江南神社の社号標

そして御祭神名が記された石碑があります。

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 大國魂命(おおくにたまのみこと)
  • 日本武尊(やまとたけるのみこと)

札幌の神社で日本武尊を祀っているのは江南神社だけです。

境内に入ってすぐ左側には開けた場所がありますが、駐車場ではないので注意して下さい。

参道を進んでいくと第二鳥居の手前に立派な石灯籠がありました。

冬に訪れた時は立派な石灯籠の上が無くなっていてびっくり。

おそらく2018年9月の地震で落ちてしまったものだと思います。

気を取り直して第二鳥居をくぐります。

冬場の第二鳥居の風景、やっぱり神社に雪ってとても合いますよね。

そして第三鳥居、参道には全部で3つの鳥居があります。

第三鳥居から振り返ってみた時の風景。

冬場だと雪化粧されより美しくみえます。

江南神社の狛犬様

第二鳥居と第三鳥居の間に1対目の狛犬様がいます。

少しおとぼけ顔の狛犬様です。

それと社殿の前に2対目の狛犬様が鎮座しています。

こちらは可愛い感じのする狛犬様です。

狛犬様の前でも一礼をしましょう。

江南神社の手水舎

第三鳥居の手前には手水舎があります。

立派な手水鉢に龍神様がついています。

龍神様の口から水が出ているタイプです。

なお冬場は凍結してしまうため、水は停められています。

裏参道の鳥居

駐車場を社殿裏側の駐車場に停めた人のために第ニ鳥居と第三鳥居の間の横にも入口があり、第四鳥居があります。

全部で4つの鳥居があるのでチェックしてくださいね。

江南神社の社殿と参拝

では社殿の前に進み参拝です。

夏の江南神社

冬の江南神社、やっぱり冬の方が好きな景色です。

社号額は縦書きで江南神社と記されています。

お賽銭箱にお賽銭を入れ

鈴をしずかにならし、オーソドックスな二拝二拍手一拝で拝礼をします。

江南神社の社務所と御朱印、御守

社殿のすぐ横に社務所があります。御朱印は社務所の中でいただきます。

中に入ると受付があり、御守や御札も販売されています。

御守もいろいろな種類が用意されています。

うかがった時期が年明け間もないこともありいろいろな種類のおみくじもありました。

そして縁起物となる熊手や破魔矢も

御札も各種揃っています。

そしていただいた御朱印が上記の写真です。

初穂料は300円でした。

江南神社 境内や付近の史跡と石碑

江南神社の境内にはいくつかの史跡があります。史跡の案内が江南神社の第一鳥居の手前の道路に埋め込まれています。

第一鳥居をくぐったところにもプレートで案内がありました。

上記は史跡の1つ「望郷のアカマツ」というもので、1894年にアカマツとオンコという木を配布したそうですが、21世紀初頭まで残ったのは4本のみで内1本が江南神社の境内に残されているそうです。

上記の写真は境内の奥の方にある開基九十周年記念顕彰碑です。吹田晋平氏という方の歌が刻まれています。

顕彰碑の横にある石碑が「篠路兵村 移住記念碑」というmので1896年に建立されたそうです。

この2つの石碑は並んで境内におかれています。

境内にはもう1つ、地神碑もありました。

江南神社のある交差点を渡り隣のブロックに行くと「屯田開拓顕彰広場」という記念碑や石碑が数多く並べられているスペースがあります。

この辺りは屯田兵村の中心的な場所だったようでいろいろな石碑が残っており、屯田兵の歴史を垣間見れる場所となっています。

近くには屯田郷土資料館という郷土資料館もあります。

江南神社へ行こう

江南神社の社名は、石狩川の南側に位置することから川(江)の南ということで江南という地名が生まれ、それが神社の名前にもなり江南神社になったそうです。

神社の隣には小学校があり、子どもたちの声もよく聞こえてきますが、不思議と耳に響かず、境内の神聖な空気で満ちているように感じさせてくれます。

御朱印もいただける神社なので、是非参拝に訪れてみてはいかがでしょうか?

  • 住所:北海道札幌市北区屯田7条6丁目2-25
  • TEL:011-772-7037
  • 御朱印:あり
  • 参拝可能時間:24時間
  • 社務所受付時間:概ね9:00~17:00

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