もう廃社になるのかな?と思っていた定山渓農地神社に参拝にいったところ、新たに鳥居が出来ていました。
新しい鳥居は令和2年(2020年)7月に完成したようです。
鳥居が新たに出来た定山渓農地神社
定山渓農地神社に訪れたのは2019年以来、写真を撮ったのは2018年9月以来で、もう神社として氏子さんも減ってこのまま無くなっていくのかな?と思っていた神社でした。
以前、訪れた時は鳥居があった形跡はあったものの鳥居は無く
2021年4月23日、久しぶりに訪れたら、新しい白い鳥居が出来ていました。
出来たのはいつだろう?と鳥居の裏側を見ると令和2年7月吉日と書かれていました。
今でも氏子さんたちがいて鳥居を再建していることに感動しました。
以前訪れた時は上記写真のように昔鳥居があったことはわかるようにはなっていましたが、鳥居はなく淋しげな神社でした。
鳥居には通常、神社名が描かれますが、定山渓農地神社の鳥居には「奉納」とだけ描かれていました。
豊平峡温泉へ行く時に是非立ち寄って欲しい定山渓農地神社
定山渓農地神社は定山渓の温泉街から豊平峡温泉へ行く途中にある神社です。
神社の入口には「豊平峡温泉 露天風呂」と書かれた看板が取り付けられています。
ここから500~600メートルほどで豊平峡温泉なので、豊平峡温泉に行く前、帰りにでも是非立ち寄って欲しい神社です。
鳥居が無い時にも豊平峡温泉の看板がありました。
定山渓農地神社の地神碑
定山渓農地神社には社殿はなく、地神碑(地神塔)だけがあります。
定山渓農地神社の例祭日は春秋の社日となっていますが、地神碑を祀っている神社だけに、産土神を祀っていることがわかります。
参考:社日-こよみる
札幌にある地神碑は、天照大神・稲倉魂命・少彦名命・植安媛命・大己貴命が刻まれていることが多いのですが、定山渓農地神社の地神碑は異なっており、下記の神様となっています。
- 天照皇大神
- 大山津見神
- 猿田彦神
- 稲倉魂神
- 大国主神
猿田彦神が刻まれているのは少し珍しいと思います。
明治末期に開拓が始まった定山渓、きっと迷うことも多く、導いて欲しいという願いから、猿田彦神を祀ったのかもしれませんね。
- 住所:北海道札幌市南区定山渓590 近隣 (定山渓7区)
- TEL:なし
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:なし
- 例祭日:春秋の社日
- 創建:1911年(明治44年)