大国魂神(おおおくにたまのかみ)は、北海道神宮を始めとする多くの神社で御祭神になっている神様です。
北海道神宮(旧 札幌神社)の御分霊を祀っている神社を中心に多くの神社の御祭神となっています。
大国魂神について
大国魂神で検索すると東京府中の「大國魂神社」がヒットしますが、厳密には異なる神様です。
北海道神宮のパンフレットによると大国魂神は「北海道の国土の神様」とされています。
国魂(くにたま)とは、神道の概念の1つで国もしくは国土そのものを神格化したもので、北海道で言えば北海道という国(土地)を神格化した神様です。
大国魂神の神格
国土の神・国の神
大国魂神のご利益
国・国土の神様ということで
- 国家安泰
- 国家繁栄
ここから転じて
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 子孫繁栄
- 子宝祈願・子授かり
といろいろと御利益があると言われています。
大国魂神の別称
大国魂神だけで調べると、いろいろな別称が出てきます。
北海道神宮の4柱でもある「大穴牟遅神(大己貴神)」も同一の神様としているところもあります。
しかし同じ神様を御祭神にすることは無いので別の神様として考えられており、北海道神宮の御分霊を受けている神社に限っていえば、あくまでも「大国魂神」だけとなります。
大国魂神の系譜
概念的な神様であり系譜はありません。
大国魂神を祀っている札幌の神社
大国魂神を祀っている神社は札幌で14社あります。
内13社は開拓三神の大国魂神として祀っています。