篠路神社は札幌最古の神社、御朱印もあり

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神社訪問・参拝レポート

札幌で最古と言われる篠路神社に参拝に行ってきました。

北海道と名付けられる前から札幌にある神社で、境内に入ると少し空気が変化することが感じられると思います。

非常に静かな神社で、神聖な空気を感じながらゆっくりと参拝したいという方におすすめの神社です。

初めて篠路神社に行った時、少し不思議な体験もしたことも合わせて、篠路神社の様子を写真を多めに紹介します。

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篠路神社はアクセスの良い神社、篠路駅からすぐ

篠路神社はあと数年で高架線化されるという篠路駅のすぐ近くにあります。少し回り込まないといけないので、駅からは3~4分かかりますが、駅から近いというのは便利です。

篠路駅と言えば以前は駅の近くに玉ねぎの収納庫としてのレンガ作りの倉庫が大量にあったことで有名でしたが、今は数軒にまで減ってしまっています。

それでもレンガ作りの倉庫は絵になります。

篠路駅の東口を出て、そのまま駅前の通りをまっすぐ進み、最初の信号機のある交差点で左に曲がって少し進めば篠路神社です。

篠路神社の境内の様子

篠路神社は第一鳥居からまっすぐ伸びる参道の先に社殿があります。

入口には社号標と立派な石灯籠がありました。

夏場は木々に葉が茂り曇っていても活気があります。

冬場は木々の葉が落ちてより奥の社殿がはっきりと見えるようになり、境内の空気はより澄んだように感じられました。

鳥居の社号額は縦書きで「篠路神社」と記されています。菊の花?の社紋が綺麗です。

第一鳥居と同じ並びにもう1つ鳥居がありました。

英霊讃勲と社号額には記されています。

中に進めるように参道?が整備されています。

平和顕彰碑と刻まれた石碑があります。

恐らくは戦争に行かれた方の顕彰碑だと思います。

では再び神社の参道に戻ります。

参道にはところどころに石灯籠が置かれています。

また横を見ると大きな石碑がありました。

第一鳥居奉納者芳名と刻まれています。第一鳥居建立の時に寄付をされた方の名前でしょう。

御造営記念碑というものもありました。御祭神の名前が記されて由緒が刻まれています。

参道をゆっくりと進んでいきます。

冬は全く感じが違うのは札幌の神社の特色です。

第二鳥居をくぐり抜けると開けたようになっています。

右側に手水舎があるので清めてから参拝しましょう。

篠路神社の手水舎と不思議な体験

篠路神社の手水舎です。

龍神様の口から水が出ている一般的な手水です。

冬でも水が出ているのに驚きました。札幌の多くの神社は凍結防止のため冬は手水舎の水を停めるところが多いので。

初めて篠路神社を訪れたのは6月の中頃、手水舎で手を口、そして心を清めていると、何かに見られている、声をかけられているような不思議な感覚に。

その不思議な感覚がする、声をかけられているかのような方向を見てみると馬の石像がありました。

この石像は何となく呼んでいるような気がして近づいてみました。

参道の少し奥、あまり目立たないところにあるので気がつく人も少ないのかもしれません。そして寂しいから呼んでいるのかも。

開拓では多くの馬が身を粉にして働き、亡くなっていきました。そんな馬の魂を祀り作られた馬の石像かと思いますが、足の部分が折れてしまったようで今は足がない状態で置かれています。

お賽銭をおいて、その場を離れました。

なお手水舎の手前に「さっぽろ・ふるさと文化百選」と書かれたプレートがあります。

「篠路の獅子舞」という文化が札幌市の指定文化財として登録されているそうです。

篠路神社の狛犬様

篠路神社には1対の狛犬様が鎮座しています。

少し笑っているかのような狛犬様で「よく来たな!がははは」と豪快に笑っているような、そんな感じがする狛犬様です。

一揖(会釈)をして狛犬様の前は通りましょう。

篠路神社で参拝

ではいよいよ参拝です。

夏場の社殿よりも冬場の雪が積もった社殿の方が絵になるように見えるのは気の所為でしょうか?

階段を上りお賽銭を入れようよ賽銭箱の前に立つとお賽銭を入れるところがありません。

蓋があってお賽銭が入れられないようになっています。

でも1カ所引き戸状の蓋になっていて横にスライドさせるとお賽銭が入れられるようになっています。

鈴を鳴らし、お参りです。

参拝を終え振り返ってみると歩いてきた参道がよく見えました。

篠路神社の御朱印

篠路神社の御朱印は社殿横にある社務所でいただきます。

年末年始や例祭の時以外は授与所は閉まっています。

風除室に入りチャイムを鳴らしお邪魔して御朱印をお願いします。

社務所の中では御守や御札も販売されています。

御守もいろいろとありました。

そしていただいた御朱印が上記の写真です。社紋入りの御朱印です。

篠路神社の石碑と地神碑

社務所の左側を見てみると奥に石碑がいくつか並んでいます。

馬魂碑という文字が見えます。

近づいてみてみると1つが「力士 小松山之碑」と刻まれていました。

明治時代に篠路村で活躍した素人力士とのことです。

そしてもう1つの石碑が馬魂碑です。開拓時代の馬ではなく篠路ペルシュロンという大型馬を祀っているそうです。

少し離れて手水鉢と地神碑があります。

地神碑は神様の名前が刻まれた5面の石柱で札幌市内の神社10数社で見ることができるものです。

篠路神社へ行こう!

篠路神社は先にも書いた通り現存する神社の中では札幌で最古の神社です。

1855年に江戸若宮八幡の神霊を氏神とした若宮八幡として創祀されました。

その後、数社の神社が時代とともに消えていくのですがいくつか篠路神社と合祀することになり、御祭神も増えていき下記の7柱が祀られています。

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 品陀別大神(ほんだわけのおおかみ)
  • 保食神(うけもちのかみ)
  • 菅原道真公(すがわらみちざねこう)
  • 大物主神(おおものぬしのかみ)
  • 崇徳天皇(すとくてんのう)
  • 天香山命(あめのかぐやまのみこと)

徳に人気なのは菅原道真公でしょう。

境内の絵馬掛けには合格祈願の絵馬が多数かけられていました。

また時代とともに神職をなくした神社もいくつかあり、篠路神社の境内末社として残っているところが4社あります。

札幌市の北区・東区のはずれにあるどれも小さな神社です。

現存する札幌最古の神社、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

不思議な体験ができるかもしれませんよ。

  • 住所:北海道札幌市北区篠路4条7丁目2-33
  • TEL:011-771-2838
  • 御朱印:あり
  • 参拝可能時間:24時間
  • 社務所受付時間:概ね9:00~17:00

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