北海道神宮の説明を見ると境内に入る鳥居は「第2鳥居」になっているけど、第1鳥居ってどこにあるんだろう?と思う方もいるでしょう。
北海道神宮の5つの鳥居と境内社の3つの鳥居について詳しく説明します。
北海道神宮には8つの鳥居
北海道神宮には北海道神宮としての鳥居が5つ、境内社の鳥居が3つ、合計8つの鳥居があります。
一部古いガイドブックやホームページ(ブログ等)だと北海道神宮の鳥居は4つと書かれていますが、令和元年に新しい鳥居が出来て5つとなっています。
- 北海道神宮 第1鳥居(境内外)
- 北海道神宮 第2鳥居(参道入口)
- 北海道神宮 第3鳥居(円山動物園側・裏参道鳥居)
- 北海道神宮 公園口鳥居
- 北海道神宮 令和の鳥居
上記に加えて開拓神社・穂多木神社・札幌鉱霊神社の鳥居がそれぞれあるので3つの鳥居が加わり北海道神宮内(第一鳥居を含めて)合計8つの鳥居になっています。
北海道神宮 第1鳥居
北海道神宮の第1鳥居は、北海道神宮の境内ではなく、北海道神宮の参道入口から700メートル以上離れた場所にあります。
北海道神宮第1鳥居から北海道神宮の拝殿までは約1kmも離れており、地下鉄で円山公園駅まで来た場合、見ることなく終わってしまう第1鳥居です。
北海道神宮の第1鳥居を通る場合、円山公園駅から円山公園に向かうのではなく、反対方向に向かいます。
円山公園駅5番出口から出て、円山公園とは反対側に進んでいくと「不動産のビッグ 円山店」という不動産屋さんがあります。
ここを左折して進んでいきます。
しばらく歩くと東光ストアというスーパーマーケットが見えてくるので、この交差点を左折します。
すると北海道神宮第1鳥居が見えてきます。
近づくと非常に大きいことがわかります。
高さは約19メートルと言われています。
1895年(明治28年)に石造で作られたそうですが、1928年に銅板を巻いて鉄筋コンクリート造に切り替わり、更にその後1968年(昭和43年)に新しく作られたそうです。
つまり今の鳥居は3代目ということになります。
後ろにいる小学生と比べると非常に太い柱であることがわかります。
非常に存在感のある鳥居です。
ただし北海道神宮第一鳥居の存在は知っていても、絶対に第一鳥居及び第二鳥居から参拝しないという人も札幌にいます。
というのも北海道神宮の本殿から向かって第一鳥居、第二鳥居は北東の方向にあるから。
北東の方向というのは鬼門の方向にあるため、縁起が悪いという人が稀にいて、鳥居は第3鳥居もしくは公園口鳥居を通って来るという人もいます。
まあ神社というところは縁起を担ぐところなので気持ちはわからないでも無いのですが、やっぱり神社の参拝は第一鳥居から行きたいな~って思いませんか?
北海道神宮 第2鳥居(参道入口)
北海道神宮 第2鳥居は北海道神宮の参道にあります。
通常はこの鳥居から北海道神宮に入る人が多くなっています。
というよりもこの鳥居を第1鳥居と思っている人が非常に多く本当の第1鳥居の存在は札幌の人以外は知らないことが多くなっています。
第1鳥居よりは小さいのですが、高さは不明です。
この方角に鳥居を設けた理由は、当時のロシアの方向に向けたとされていますが、Google Mapで確認しようとしても地球は丸いので、全く別の方向になります。
一般的に北海道神宮の鳥居の前で待ち合わせ!と言われたらこの第2鳥居のことです。
でも一応第2鳥居で良いのか確認することをおすすめします。
北海道神宮 第3鳥居(円山動物園側・裏参道鳥居)
北海道神宮 第3鳥居は、円山動物園側にある鳥居です。
元々は裏参道から来た場合の鳥居として建てられました。
春になると桜と相まってとても綺麗な景色になります。
鳥居自体は北海道神宮の5つの鳥居の中でもっとも小さいものです。
本殿に対して東南の方向となっており、風水において東南は「巽」の方位とされ縁起の良い方角なので、好んでこの鳥居から出入りする人もいます。
それほど気にすることも無いと思いますが。
北海道神宮 公園口鳥居
円山公園駅から円山公園に入り進んでいくと通るのが公園口鳥居です。
夏場は木々の葉が鳥居をかなり隠しますが、秋から春にかけては木々の葉が落ちて全体像を見ることができます。
観光で円山公園・北海道神宮に訪れた人だとこの鳥居が第1鳥居と思ってしまうかもしれません。
北海道神宮 令和の鳥居
北海道神宮で一番新しい鳥居が「北海道神宮 令和の鳥居」です。
鳥居のプレートを見ると「奉納 令和元年九月一日」となっていますが、実際には6月頃にはほぼ完成していました。
北海道神宮 令和の鳥居は、北海道神宮内にある六花亭 神宮茶屋店のすぐ前、北海道神宮 北1条駐車場から境内に入る途中にあります。
公園口鳥居よりは少し小さいかな?という大きさです。
本殿に対して北西の方角になっています。
北海道神宮 境内社の鳥居
北海道神宮には3つの境内社があり、それぞれに鳥居があります。
開拓神社の鳥居
開拓神社は公園口鳥居から少し進んだところにある境内社ですが、御朱印もいただけます。
右側に見える鳥居が開拓神社の鳥居で中央よりやや左側にある鳥居が北海道神宮 公園口鳥居です。
札幌鉱霊神社の鳥居
札幌鉱霊神社の鳥居は朱塗りの鳥居です。
開拓神社のすぐ横にある境内社であまり目立ちません。
鳥居の前後にかつての鳥居の跡がいくつか残っており、以前は鳥居が連なってあったのかもしれません。
穂多木神社の鳥居
穂多木神社の鳥居も朱塗りの鳥居です。
金運アップの神社として北海道神宮の境内社の中では人気です。
北海道神宮の鳥居をすべてまわろう!
北海道神宮にある鳥居をすべて紹介してきました。
この鳥居を全部まわるとしたらどの順序が良いか?と考えました。
観光で訪れた場合の効率が良い周り方は
- 第1鳥居
- 第2鳥居
- 令和の鳥居(くぐって折り返す)
- 第3鳥居→円山動物園→第3鳥居
- 境内社3社の鳥居
- 公園口鳥居
この順番が観光で訪れた時には一番周りやすいと思います。
でも、そんなことは考えず、気が向いた鳥居からくぐっても問題ありません。
今回紹介したのは観光で訪れて知っていたけど都合で通らなかった場合と、知らないから通らなかったのでは、意味が違うので、是非知っておいてほしかったからです。
鳥居は神域と外界(人が住む世界)を境界を表すものです。だから鳥居をくぐる際は入る時も出る時も一礼をしてくださいね。
以上、北海道神宮の第一鳥居と鳥居5つと境内社の鳥居3つの場所についてでした。