北海道最大の神社である北海道神宮の中にある神社は3つあります。
穂多木神社、札幌鉱霊神社、そして開拓神社です。
3つある境内末社の中でひときわ目につくのが開拓神社で、拝殿が特徴的です。
そして実は御朱印もいただける神社なのは知らない人も多いんです。
開拓神社の御朱印のいただき方から拝殿や本殿の様子を紹介します。
開拓神社は円山公園から北海道神宮に行く途中にある境内末社
北海道神宮はわかるけど、開拓神社ってどこにあるの?という方に開拓神社の場所から説明します。
円山公園駅からまっすぐに歩いてくると円山公園に入りますがさらにまっすぐ進むと左右に道が別れていますが右を見ると大きな鳥居が見えます。
その鳥居が北海道神宮 公園口鳥居です。
鳥居の下はゆるい階段になっていて階段を昇りきって少し歩くと開拓神社が見えてきます。
写真は公園口鳥居と開拓神社の鳥居を撮影したものです。
詳しいアクセス方法は北海道神宮へのアクセス方法をご覧ください。
開拓神社の境内の様子
開拓神社の入口を正面から見たのが上記の写真です。
鳥居をくぐるとすぐ左側に納礼所があります。
9種類もの祈願札と呼ばれる御札が用意されており、希望する祈願札に名前を書いて納めるとご利益があるとされています。御札の初穂料は300円です。
なおおみくじもここに置いてあります。
少し進んで左側を見ると手水鉢があります。水が流れているのでここで手水の作法に則って手と口と心を清めます。
ただし冬季間は凍結防止のため水が出ていないので、ここで一礼してから先に進みましょう。
開拓神社には門がついていて夜(夕方)になると閉鎖されます。
- 冬季(11/1~2月末)までは7:00~16:00
- 3月は7:00~17:00
- 夏季(4/1~10/31)までは6:00~17:00
- 年末年始は異なる
遅い時間だと参拝出来なくなるので注意してください。
開拓神社で面白いのは拝殿です。壁の無い拝殿になっているのが特徴的です。
横から見ると拝殿の中がよく見えます。そして奥に本殿があるのがわかります。
開拓神社の本殿は2018年6月に新築されました。
以前の本殿は渋い感じのするものでした。
社号額も本殿を新築した時に新しいものに交換されました。
拝殿の中に入ると今までの空気とは少し異なる神聖な感じになるから不思議です。
この拝殿の中にいる時間がとても好きで妙に清々しい気持ちなんだけど何か張り詰めた空気が漂っているように感じるんですよね。
個人的には北海道神宮よりも気を感じる場所です。祀られているのは古代の神々ではなく近代の開拓功労者なのに。
鈴は無いのでお賽銭を入れる場合はお賽銭を入れて二拝二拍手一拝をして参拝です。
参拝をしてお願いをしている間は目を閉じるのですが目を開けた瞬間、目の前を何かが通り過ぎました。
エゾリスです。
北海道神宮の境内及び円山公園は札幌の中でもエゾリス遭遇率が非常に高い場所です。
午前中、11時以前ならかなりの確立でエゾリスに出会えます。
開拓神社の御朱印は北海道神宮で
開拓神社の前に家があり開拓神社の社務所になっているのですがベルのところにはこんなシールが貼られています。
そう、開拓神社は神職の方がいない神社で御朱印はもらえないと思っている人も多いのですが北海道神宮でいただくことが出来ます。
ただし授与所ではなく祈祷受付所でいただきます。
北海道神宮で「開拓神社の御朱印をいただきたいのですが・・」と伝えると書いていただけます。
ただし受付の人によっては
「先に開拓神社へは参拝はされてきましたか?」と質問をされます。
この時にしていないと答えると先に参拝をしてきてください、と言われます。
これは当然で、御朱印は参拝をした後にいただくものなので、開拓神社に参拝もせずに御朱印だけをいただくことは無いようにしてください。
開拓神社の初詣の様子
年が開けたばかりの元旦の深夜、ほとんどの人は参拝せずに開拓神社を通り過ぎます。
しかし元旦の12時くらいになると初詣で並ぶ人も多くなってきて参拝するまで10分くらいは並ぶことになります。
開拓神社で参拝をしよう
開拓神社で祀られているのは北海道開拓における功労者37柱です。
特に有名な神様が祀られている訳ではありません。
でも北海道というまだ未開であった地で懸命に開拓を行った人達が祀られており、感謝の気持ちをもっていろいろとお願いをしてみてはいかがでしょうか?
きっと道が開けると思います。
そして拝殿の中に入った時に変わる気の感じをわかってくれる人がいたら嬉しな~